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売れるスタイリストの秘訣は「美容師」を楽しむこと。お客様に私の「楽しい!」を伝えたい

bifino Moda
小牧 未歩さん

売れるスタイリストの秘訣は「美容師」を楽しむこと。お客様に私の「楽しい!」を伝えたい

売れるスタイリストの秘訣は「美容師」を楽しむこと。お客様に私の「楽しい!」を伝えたい

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売れる美容師の多くは様々な成功例を持っていますが、成功までにどのような美容師人生を歩んできたのかはあまり知られていません。このコーナーでは成功に至るまでの道を皆様にご紹介していきます。第4回目は苦楽園にある「bifino Moda」でスタイリストとして活躍されている小牧未歩さんにお話を伺いました。
子供の頃から「好きなことには迷いなく突っ走る」というブレのない姿勢で美容師人生を突き進むパワフルな小牧さん。飾らない人間性が魅力の小牧さんのインタビューをお届けします。
bifino Moda  WEBサイト http://www.bifino.jp/
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profile

小牧 未歩(コマキ ミホ)
サロン名:bifino Moda (ビフィーノ モーダ)
役職:スタイリスト
美容師歴:7年
1988年生まれ、西宮市出身。神戸ベルエベル美容専門学校卒業後bifinoへ入社。
スタイリストデビュー後、1年足らずで売り上げ130万円を達成する。
誰ともかぶらないモード感のあるカラーデザインや、手入れのしやすいショートスタイル、季節に合わせたヘアアレンジを得意とする。

~人に喜ばれるという魅力に気づいた子供時代~

~人に喜ばれるという魅力に気づいた子供時代~

母と祖母が美容師だったので、5歳くらいから自分も美容師になりたいと、なんとなく思っていました。
小3の時、友達に当時流行っていたアニメのキャラクターと同じお団子ヘアをしてあげたら、大喜びしてくれました。私にはすごく簡単なことで、こんなに喜んでくれる美容師という仕事って、本当に素敵だなと思いました。自分のできることで友達が喜んでくれたのが何よりも嬉しかったです。
「人に喜んでもらいたい」その思いはそのころから今までずっと自分の中にあります。
子供の頃の夢は、ダンスの先生、保育士、芸人、そして美容師。その中で迷っていましたが、「人を喜ばせたい」という視点から考えたときに頭に浮かんだのが一番身近にいる美容師の母でした。母はずっと笑っている人なんですよ。笑顔って人を幸せにする特効薬だと思うので、やっぱり自分の将来は美容師が一番近いなと感じました。
そこからはもう一直線ですね。「美容師の道を行く」という気持ちは今までぶれたことがありません。
高校受験の時も担任の先生に「もし高校受験に失敗したら専門学校へ行く。夏休みに見学も済ませているし、私立にも行く気がないので公立一本で行かせてください!」と宣言しました。
専門学校の見学は5校くらい行ったんですが、厳しいルールに縛られるのは性に合わないので、自由な校風の神戸ベルエベル美容専門学校に決めました。
行くと決めたら、今度は先生に顔を覚えてもらおうと思って、高校3年間で7回もオープンキャンパスに行ったんですよ。(笑)

~1歩リードでスタートできた美容学生時代~

~1歩リードでスタートできた美容学生時代~

入学してから、7回オープンキャンパスへ行った事が役にたちました。
オープンキャンパスでは、体験授業としてワインディングを教えていただけました。7回も体験できたことが私にとっては「練習」になっていたんです。やり方も道具の名前も覚えられたので、入学前からすでに他の生徒さんより一歩リードできていたことは嬉しかったですね。
技術に関しては呑み込みが早い方でした。「教えられたことは一回で覚える」という持ち前の記憶力で頑張ってきたんですが、これに関しては長年習っていたダンスが役立ちました。
振りを覚える要領で、技術を初見で動作として覚えられたんです。
専門学校で一番頑張った思い出は、学校内で開催されるコレクションです。
そこで全学年の順位が出るのですが、「自分の実力を知れ」というメッセージだと思って頑張りました。結果はグループ優勝2回、クラス優勝2回と、個人では最高4位でした。今振り返ってみると、その厳しさは社会に通じるものがあったなと思います。

~同期がよきライバル。負けず嫌いで競い合ったアシスタント時代~

~同期がよきライバル。負けず嫌いで競い合ったアシスタント時代~

専門学校卒業後、地元で働きたかったので今のサロンにすぐに電話を掛けました。
サロンは家から2~3分の距離で、中学校の通学路だったので毎日前を通っていたんです。ある日、店長さんが店内から笑顔で手を振ってくれたことがあって、「すごく良いサロンだな」とずっと思っていたのがきっかけですね。
地元で働きたいと思っても実際には何を基準に選んでよいかわからず、もうこのサロンしか思いつきませんでした。
同期は女子3人で、全員が負けず嫌いでした。常にぎりぎりに競り合っている関係だったので、「絶対に負けたくない」「自分だけおいていかれるのはいやだ!」という気持ちで必死にレッスンを頑張りました。
レッスンは毎日の営業後に4時間くらいしていました。23時には帰るように言われていましたが、気づいたら23時過ぎていて「帰らなきゃ!」と慌てることが多かったです。
毎回時間を忘れるくらい無我夢中でレッスンに没頭していました。
自他ともに認めるストイックな性格ですが、この時期は持ち前の負けず嫌いが特に発揮されていたなと思います。とにかく、「負けたくない!」その一心でしたね。
でも、自分ではあまり練習が好きな方ではないと思っているんですよ。自分を追い詰めすぎずに上手く休息できているのかな?と思いますね。
もともと忙しくしているのが好きで、小さいころからたくさん習い事をしていたのもそのせいです。暇を持て余してボーっとしているのが嫌いで、今でも分刻みで予定を入れるのが好きな性分なので、美容師になってからの忙しい生活は特に気になりませんでした。得な性格ですよね(笑)
専門学校時代は朝までバイトして、3時間くらいの睡眠時間で通学もしていたので、体力には自信があるんですよ。
アシスタント期間は4年間でした。入社と同時に「アシスタント4年」というカリキュラムができました。
スタイリストテストは少しでもダメなら落とされる厳しいものです。技術だけでなくカウンセリングなど、お客様とのコミュニケーション力も問われます。
4年間という期間は最近でいうと長い方ですが、その分みっちり勉強できたので、スキルは磨かれたと思いますね。

~100万円に達成するまでの歩み~

~100万円に達成するまでの歩み~

カットレッスンに入ってからは1年半~2年くらいでデビューしました。
カットモデルを100回というのが条件です。郊外サロンですので、都会でハントするのとは全く違います。それに加えて当時は異動したばかりで地元でもなかったので知り合いの協力も得られませんでした。本当に苦労しながら、それでも必死で声をかけて90人くらいハントできました。
ですので、そんな苦労をしてハントしたモデルさんには「確実に2回は来ていただく!」というスタンスで丁寧に施術させていただいていましたね。その甲斐あって、条件以上の130回くらいはカットできました。基本的にはサロンの営業後に、一ヵ月に10人近くカットしていました。

デビュー月は35~40万円、半年後50万円… デビュー後60万円というラインがあったので最初はそこを目指して頑張りました。
その後、8か月後70万円、10か月後80万円、11か月後130万円… (店販のみ一ヶ月26万 平均6-7万)と、11カ月目で100万円を達成する事ができました。

~飾らない人間性が魅力に。売り上げにつながる接客とは~

~飾らない人間性が魅力に。売り上げにつながる接客とは~

初対面のお客様に自己紹介をするときは「新人=頼りない」と感じさせないように心がけていました。
少しでも印象に残るように趣味のダンスの話や家族の話、いろいろな話題の中でお客様との共通点を探していくんです。
最近の美容師さんはこのあたりが苦手という話をよく聞きますが、技術は人間性でカバーできると思っていたので、私という人間を覚えてもらおうと、素のままで飾らない自分を出していました。
サロンのお客様は40~50代のマダムが多いんですが、娘世代の私を受け入れていただき、ありがたいことに「年下の友達」というような感覚で接してくださっているような気がします。
私は多趣味のせいか、いろいろな年代の人との出会いが多い方だと思います。そのなかで、同年代より年上の方と接することがとても楽しいと感じるようになったんです。人生経験の豊富な方って話題が面白くて魅力的ですし、こちらからも話しやすいんですよね。「目上の人だから緊張する」というような苦手意識もなく、フラットに話せることで、提案もしやすいですね。むしろ新しいことをお客様から求められることが多かったので、はっきりと言うこともできましたね。
カウンセリングでお客様が迷われている場合には選択肢をしっかり用意させていただきます。
もちろん特に年上のお客様に対しては、失礼にならないように配慮が必要です。
お客様の要望やお悩みに寄り添いながらも変に遠慮したりせずに、美容師として自信をもって提案することが大事だと思っています。
お客様にとって絶対にこのスタイルが良いと思えば、「こちらもとてもきれいですが、お客様だったらもっとこうした方がお似合いになられますよ。」とはっきりとお伝えします。もちろん選択肢の一つとしてですが。
美容師という夢を追いかけるなかで、人に「大変だね」と言われるような苦労も自分では苦労だと思っていません。ただ自分のやりたいことを中心に突っ走ってきたような気がします。そんな自分にしかできないサービスをこれからも自信を持って提供させていただきたいと思っています。

JOBOONをご覧の学生さんへメッセージ

不安なことや苦手なことに対しても硬くなり過ぎず、柔軟に

不安なことや苦手なことに対しても硬くなり過ぎず、柔軟に

「自分自身が楽しむ」それは美容師として働くうえで大切なことの一つです。自分が楽しいとお客様にも伝わって喜んでいただけることにつながるからです。
私は、自分が楽しいと思えることを仕事にできたことをとてもラッキーだと思っています。
美容師を目指しながら、そして美容師になってからも心がけていることは「不安なことや苦手なことに対しても硬くなり過ぎず、柔軟に」。
何事も楽しくなるかならないかは自分次第です。失敗か成功はやってみないとわからないですよね。だったら考えている時間がもったいない!難しく考えすぎずに、とにかく自分が好きだと思うことに夢中になることが一番です。