【現役美容師回答】美容室で実際に行われる求人方法は?応募者が重視するポイントも解説

「美容室の求人を出したいけれど、ベストな方法がわからない」
「他の美容室ではどのように求人を出しているの?」

 

とお悩みの方へ。

 

美容室の数はコンビニエンスストアより多いといわれ、求人に苦労している美容室が多くなっています。

 

そこで、オーナーを含む現役美容師の方に求人についてアンケートを取りました。
実際に行っている求人方法や、現役美容師さん自身が就職する際に重視したポイントをご紹介します。

 

「効率的に良い人材を集めたい」とお考えの方は、ぜひ最後までお読みください。

美容師さんで実際に行っている求人方法

【現役美容師回答】美容室で実際に行われる求人方法は?応募者が重視するポイントも解説

 

他の美容室で実際に行われている求人方法についてアンケートを取ったところ、以下の回答をいただきました。

 

・求人媒体や求人イベント
・専門学校からの紹介
・知人・お客様・スタッフからの紹介
・美容室の公式ホームページ

 

それぞれについて、順番に解説します。

求人媒体や求人イベント

● 求人媒体を活用しています。(経営者・美容師歴15年以上)
● 求人イベントを利用しています。(経営者)
● 各種ポータルサイトへの掲載で求人を出しています。(経営者)

美容室における求人方法で1番多かった回答は、求人媒体の活用でした。

 

応募する求職者も最初にインターネットで求人媒体を探すケースが多く、1番応募者の目に触れる方法といえるでしょう。

 

今では学生の数より美容室の店舗数が多く、まさに“採用難”の状況です。
イベントにブースを出しても生徒が集まらない……と悩む美容室も多く、いかに若い世代に「この美容室で働きたい!」と思ってもらうかというプレゼン要素も必要となります。

 

求人媒体や、美容学生以外の方も対象としている求人イベントであれば、中途採用も行えます。
美容室内でイベントを企画するケースもあり、中途採用を考えている方にもおすすめです。

専門学校からの紹介

● 専門学校に訪問しています。(経営者)
● 学校からの紹介で人を集めています。(経営者・美容師歴15年以上)

美容専門学校の多くは就職サポートもしており、若い人材を集めるのに最適です。

 

厚生労働大臣指定の養成学校なら、美容師として必須の美容師国家資格に合格している人が多く在籍しています。

 

そのため、多くの有資格者に自分の美容室を知ってもらうことができます。

知人・お客様・スタッフからの紹介

● スタッフや知人、お客様からの紹介を活用しています。(経営者・美容師歴15年以上)
● 自分が就職するときは、紹介してもらいました。(経営者・美容師歴15年以上)

美容室での求人方法として、知人やお客様、スタッフからの紹介という回答もいただきました。

 

紹介による採用は“リファラル採用”ともいわれ、求人媒体や求人イベントよりコストを抑えられる点や、自分や自分の美容室をすでに知っている方からの紹介なのでマッチング率の高さが特長です。

美容室の公式ホームページ

【現役店長31人に聞いた】美容室における店長のお仕事と必要な能力

● ホームページで求人を出しています。自分が就職したときも、店舗のホームページから応募しました。(スタイリスト・美容師歴10~15年未満)

美容室のホームページで求人を出しているケースは多くあります。

 

求人媒体のようにコストもかからないため、ホームページを持っていればぜひ求人を出しておきましょう。

 

先述の求人媒体やイベントなどであなたの美容室を知った方や、「この美容室で働きたい!」と思った方から、直接連絡が来るかもしれません。
他の施策と併せて実施してはいかがでしょうか。

 

また最近では、SNSで美容室の公式アカウントを開設するケースが増えており、中でも画像・動画がメインであるInstagramが人気です。

 

流行りのスタイルなどを投稿すればスタッフのレベルも伝えられますし、フォロワーが多いほど人気店と判断され、求人ツールとしても活用できます。

その他の求人方法

● 自分が就職したときは、地元誌を見て応募しました。(経営者)
● 働きたいと思った美容室にお客として行き、お店や人の雰囲気を見ました。(経営者・美容師歴15年以上)

地元で働きたい方は、地方誌で求人を探している人もいるようです。

 

転居を考えていない限り通勤の便利さも重要ですから、地元誌に求人を出すと、近くに住んでいる方の目に触れやすくなります。

 

また「ここで働きたい」と目指している美容室がある方は、実際にお客として来店して、お店の雰囲気やスタッフをチェックしている人もいるようです。

 

上記のように、美容室における求人は媒体への掲載だけでなく、専門学校や知人からの紹介なども活用していることがわかりました。

現役美容師さんが就職の際に重要視したポイントとは?

【現役美容師回答】美容室で実際に行われる求人方法は?応募者が重視するポイントも解説

実際に美容師さんが就職する際重視したポイントについてアンケートを取ったところ、以下の回答をいただきました。

 

・条件
・美容室の雰囲気
・経営者や上司となる人の人柄

 

それぞれについて、順番に解説します。

条件

● 給与やサロンの雰囲気を重視しました。(スタイリスト・美容師歴10~15年未満)

求人を出した際、応募する人の多くがまず「条件」をチェックします。

 

給与はもちろん休日や福利厚生、手当などは「面と向かって聞きにくい」という方が多いからこそ、求人情報で重視される項目です。

 

また美容室での求人なら、若い世代ほど教育環境も重視しています。
若い美容師さんはまだまだ練習が必要で、どのように技術を学べるかといったことも求人情報に明記していくと親切です。

経営者や上司となる人の人柄

● 経営者の人柄を重視しました。(経営者・美容師歴15年以上)
● 自分の上司となる人がどのような方なのか、しっかり見極めるようにしました。(経営者・美容師歴15年以上)

応募を検討している人は、「この美容室のオーナーや先輩はどのような人だろう?」と人柄を重視している方も多いようです。

 

実際に就職が決まれば、練習に付き合ってもらったりアシスタントとしてついたりする可能性が高いですから、「就職前に人柄を知っておきたい」と思うのは自然なことでしょう。

 

最近ではSNSで公式アカウントを作る美容室が増えていますが、応募を検討している方はその投稿をチェックしているケースも少なくありません。

 

見学を兼ねてお客として訪れる人も多いので、お客さんとして担当した方が後日面接に来る可能性も十分にあります。

そのほかの美容師さんが就職の際に重視したポイント

● 美容師免許が不要だった点です。(経営者)
● 求人イベントで毎年同じ見せ方をせず、説明内容を変えるなど変化を与えているかどうかです。(経営者)
● やりがいを重視しました。立ち上げの店舗なら新たなものを作り上げることができるからです。(経営者・美容師歴15年以上)

美容師さんが就職の際に重視したその他のポイントでは、上記のように美容師免許の有無店舗の見せ方・姿勢という結果が集まりました。

 

どのヘアサロンでも、美容師免許を取得していても、よほど中途採用やキャリア採用でない限りいきなりお客様の施術を任せることはないでしょう。

 

受付や掃除、アシスタントといったサポート業務から覚えてもらい、同時進行で練習を重ね、上司からのOKが出ればデビューする……といった美容師資格を必要としない業務から始めるケースがほとんどです。

 

そのため、美容師学校を出ていないなどなんらかの理由で美容師免許を持っていない方が美容室での就職を目指す場合、美容師免許がなくてもOKかどうかを重視している方もいます。

 

また「求人イベントなどで毎年同じ見せ方をしていないか?」「立ち上げの初期メンバーとして関わることができ、やりがいを得ることができるか?」という点を重視しているという回答もいただきました。

 

上記のように美容室の求人の応募では、条件や美容室の雰囲気だけでなく、上司や経営者の人柄、美容師免許の有無といった点も見られているようです。

 

求人を出す際、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

美容室の求人について、実際のヘアサロンが行っている方法や就職で重視しているポイントについて解説しました。

 

日本は全体的に少子高齢化が進んでおり、店舗数の多い美容業界は人手不足に悩んでいます。
ぜひ今回のアンケートを参考に、求人媒体や美容室のアピールポイントを検討してみてください。

 

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